「子どもと田舎に帰りたい」と妻に泣かれます

投稿者: | 9月 18, 2024

 

都会が嫌になってしまった奥様と、離婚の危機だそうです

 

妻は地方出身で、言葉の訛りがコンプレックスなため、こちらには友人が一人もいません

専業主婦で、一日中、家にこもっています

都会に馴染めるよう、習い事、サークル情報を調べ、妻に勧めましたが、都会の人は冷たいとのことで、どれも続きませんでした

私は仕事後は疲弊しきっており、泣き言を聞く以上は妻の相談にのることはできず、深夜に帰宅してはすぐに就寝するという生活です

私の中では、外へ戦いに出る役目は私が担い、
妻を都会で働くつらさから守っている、楽をさせているという想いが多少ありました

今回、突然妻が口にした離婚の言葉には、
仕事で理不尽なことを乗り越えてきている私にとって、妻の弱さ、都会に馴染む努力をしなかった甘さが根本にあるとしか思えません

しかし妻によると、東北地震のときから離婚を考えていたとのことです
東京の災害時のもろさを痛感した事、私と連絡がつかなかった事で、
この土地も私も、子どもを守っていけないと不安に思ったようです

先日、妻が久しぶりに子どもたちと田舎に帰省した際に、子どもを育てるなら田舎が良いと確信したようです

ただ、
子どもたちから父親を離す事に葛藤していて、昨日、たまたまその葛藤が吹っ切れる事があり、やっと私に離婚を打ち明けたとのことでした
というのも、
都会では電車の人身事故が多くて危険だと感じたり、他の乗客とトラブルになり、自分の田舎ならありえない事で恐ろしいと感じたとのことです

結婚前はこのような弱い人間ではなかったはずですが、
どう対応するのが最善でしょうか

 

このご相談の中では、二つの問題があります

その二つの問題が、まるで関係があるかの様にとらえてしまっていますので、問題を混同しています

「都会では子育てがしにくいから、田舎で子育てする」ということと、
「夫婦仲が悪くて離婚する」ということは、完全にイコールではないです

少し、間の話が飛んでいます

原因や解決策は色々とありますので、見ていきます

・田舎で子育てすることについて

都会では子育てがしにくいとのことですが、
都会が子育てしにくいということではなく、
今、住んでいる場所、奥様の行動が、奥様の実現したい子育て方法、生活に合っていないということかと思います

都会ですと、基本的には、病院がたくさんあったり、スーパーやコンビニが近所にいくつもあったりします

都会でも子育てしやすい場所はいくらでもあります

田舎だと、電車の本数が少ないということがあります

電車の本数が少ないと、子育てがしにくく感じるという事はあります

・離婚について

離婚については、お二人の関係の問題です

夫婦であれば、色々と協力していく方針かと思いますので、
パートナーがつらい日々を過ごしているのであれば、相談にのる時間をとる必要があります

なるべく相談しやすい関係を築いた方がよいのではないでしょうか

また、ご主人の言葉には、奥様を見下してしまっている部分があります

奥様は内向的なかたのようですので、家庭内ですら、自由に発言しにくいようです

仕事の苦労はありますが、その仕事によって家庭によくない影響が出ていると言えます

離婚せずとも、田舎で奥様が子育てをし、
ご主人が平日は都会で仕事をし、毎週でなくとも休日は奥様のいる田舎へ行くというのも可能ですし、
その逆も可能ではないでしょうか

最近では、コロナ禍でリモートワークがしやすくなりましたので、
平日の仕事の何日かを田舎からリモートワークするということも可能です

深夜に帰宅されるのであれば、お子さんと接する時間で見ると、そこまで変わらないかと思います

また、リモートワークしやすい職に転職する、田舎に転職する、毎日ではなくとも奥様も働くということも可能かと思います

 

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