相手(加害者とします)のモラハラを改善することができるかについてですが、
例え相手が「改善する」と言っても、その場しのぎで、改善はされないことが多いです。
ある条件では改善する可能性が高まりますので、
どういった場合に改善されるか、
どのように改善されにくいかについて、解説していきます。
利害が一致
改善することによる利害が一致した場合は、改善の可能性があります。
基本的に、
他人の行動、考えや性格を変えることはできないと思ったほうが良いのですが、
それでもモラハラを改善する可能性を高めるには、
加害者が自ら「やりかたを変える必要がある」と学んだ場合です。
自分が相手より完全に上の立場になる
夫婦や親子で立場が上か下かなどはあまりしたくないですが、
もし加害者よりも上の立場になった場合、
改善する可能性があります。
ただ、加害者は、被害者になりやすいタイプに対し、モラハラをする傾向にありますので、
この条件を満たすのは実際はかなり難しいです。
そして仮に加害者より上の立場になった場合でも、
話し合いをしようと持ち掛けると話を聞かなかったり、
家に帰ってこなくなったりなど、逃亡することもあります。
加害者は、自分が有意に立てる環境で生きることを目的としているためです。
何年間か改善プログラムに参加
モラハラ改善のプログラムを実施しているところがあります。
モラハラは、その人の育った環境、受けた教育が影響していますので、
改善プログラムをほんの数カ月受けて改善するということは、
あまりありません。
モラハラの改善は、その人の性格を変えることに近いので、
何年間か参加し続ける必要があります。
何年間も通えた場合は、改善する可能性があります。
まとめ
モラハラが改善されるかどうかは、
言葉を信じるのではなく、相手の行動で判断してください。
言葉では、いくらでも嘘をついたりごまかせるためです。
さらには、加害者が毒親であれば、
子どもは親の言うことは聞かないといけないと思うように育てられたり、
弁が立ちますので、
「改善しなくてもいいのかな」「悪いのは自分だ」と
丸め込まれてしまうこともよくあります。
また、実はこれが最も大切なことなのですが、
みなさんの貴重な人生の限りある時間を、
相手のモラハラを改善することに使う、
「メリット」があるのかについて検討してください。