今回は、
モラハラタイプの特徴の一つである「世間体がよい」ということについてです。
パートナーがモラハラタイプの場合、
「世間体がよい」ということがよくあります。
世間体がよいとどのようなことが起きるのか、見てみましょう。
ご主人がモラハラタイプの加害者、奥様がモラハラされる被害者という例です。
信じてもらえない
モラハラタイプは、言葉がとても巧みなのと、
普段から周りからの信用度が高いです。
仕事においてはもちろんですが、
あまり話したことのないご近所さんでさえ、
ご主人のことを「とても優しそうなご主人」と評価します。
そしてご主人は、
奥様の身内、奥様の友人をも信用させますので、
夫婦喧嘩をしたとしても奥様の味方はおらず
「悪いのはあなた(奥様)なのでは?」
「悪いのはうちの娘だろう」
と思わせてしまいます。
自分さえも疑ってしまう
モラハラタイプは、
努力家かつ自己肯定感の低い、服従させやすい性格の人物をパートナーに選ぶ傾向にあります。
自分よりも立場の弱い環境に追い込みやすい人物につけこむ、ということです。
元々自己肯定感が低いので、
夫婦喧嘩になったり、
ご主人が理不尽なことを言ってきたり、
理不尽な理由で怒鳴るなどのモラハラをしてきても、
「悪いのは私なのかな」
「こんな私を好きになってくれたんだから、私がもっと努力しないと」
という思考が身についていきます。
この思考になれば、服従させること、洗脳が完了です。
こうなると、
モラハラから抜け出すことはとても難しくなります。
現れてくる副作用
モラハラから抜け出せなくとも幸せに暮らせればいいのですが、
人の心は正直で、
目に見えぬストレスがたまっていきます。
そのストレスがたまっていき、
ある日、
なぜか涙が止まらなくなったり、
身体のどこかに異常が現れたり、
知らぬうちにおかしな行動を取るようになっていたりします。
おかしな行動というのは、
浪費するようになったり、
浮気、子どもへの虐待、アルコール依存など、
人によって様々です。
今回の本は、自己肯定感を高める「セルフ・コンパッション」についてです。
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モラハラエピソード2:世間体がよい