みなさん結構ご存知ないのですが、カフェインは、精神疾患には悪影響しかありません
そして、そんなカフェインを意外なほど多く摂取しています
本記事では、コーヒーが休憩の飲み物として不適切であり、精神疾患を持つ人にとって特にリスクがある理由を解説します
まずは、カフェインの与える影響について知りましょう
カフェインが精神疾患に与える主な影響
不安障害の悪化
過剰なカフェイン摂取は、不安障害の症状を悪化させる可能性があります
カフェインは中枢神経系を刺激し、不安や緊張感を増加させる可能性があります
睡眠障害の増加
カフェインは覚醒作用があり、就寝前の摂取は睡眠障害を引き起こす可能性があります
睡眠不足はうつ病や不安障害などの精神疾患のリスクを高めることが知られています
パニック発作の誘発
カフェインの摂取量が過剰な場合、パニック発作を引き起こす可能性があります
カフェインは交感神経を活性化させ、心拍数や血圧を上昇させ、パニック症状を増強する可能性があります
躁病の悪化
カフェインは興奮作用を持ち、躁病の症状を悪化させる可能性があります
過度の興奮やエネルギーが、躁病の人々にとって問題を引き起こす可能性があります
抑うつ症状の増加
カフェインの摂取が過剰な場合、一時的な活動性やエネルギーの上昇がある一方で、抑うつ症状を増加させる可能性があります
カフェインの刺激作用は一時的であり、後に不安や落ち込みを引き起こすことがあります
集中力や注意力の低下
過剰なカフェイン摂取は、集中力や注意力の低下を引き起こす可能性があります
一時的な刺激や興奮が続かない場合、集中力が低下し、認知機能に影響を及ぼすことがあります
精神的な依存
カフェインは中毒性があり、摂取量が増えると身体的および精神的な依存が生じる可能性があります
依存症は精神的な不安やストレスを引き起こし、精神疾患のリスクを増加させることがあります
過食障害の増加
カフェインは食欲を抑制する効果があり、過食障害のリスクを増加させる可能性があります
過食障害は精神的なストレスや不安を引き起こし、精神疾患と関連しています
自傷行為の増加
カフェインの摂取が過剰な場合、興奮や不安が増加し、自傷行為のリスクが高まる可能性があります
不安や興奮が高まると、自己調整の能力が低下し、自傷行為に走る可能性があります
精神的な健康への悪影響
全体として、過剰なカフェイン摂取は精神的な健康に悪影響を与える可能性があります
カフェインは神経伝達物質のバランスを崩し、心の健康状態を不安定にすることがあります
休憩時のコーヒーは大間違い
コーヒーは多くの人にとって、日常生活の中でリフレッシュするための飲み物として親しまれています
映画やドラマで、コーヒーを飲んで落ち着こうとするシーンがあります
会社ではよく、休憩の時にコーヒー飲んでる人をみかけます
しかし、コーヒーは休憩用の飲み物としては、実は不適切な選択です
特に精神疾患を抱える人にとっては避けるべき飲み物です
カフェインがもたらす一時的な覚醒効果に依存することは、心身の健康に対してさまざまな悪影響を引き起こします
カフェインが引き起こす神経過敏
コーヒーにはカフェインが入っており、カフェインは興奮物質です
休憩の時に必要なのはリラックスのはずですが、カフェインで脳を興奮させています
休憩の時にカフェインで興奮させるのはおかしな話です
カフェインは脳を刺激して一時的に覚醒感をもたらします
カフェインは神経過敏を引き起こしやすく、特に不安症やパニック障害、うつ病などを抱える人にとっては悪影響を及ぼします
カフェインの摂取により、心拍数が上がり、血圧も上昇しやすくなりますが、これが不安感やパニック発作を誘発することがあります
休憩時間に心を落ち着ける目的でコーヒーを飲むことが、むしろ心身を不安定にする原因となります
不眠症や睡眠障害を悪化させるリスク
コーヒーに含まれるカフェインは、神経系を刺激して眠気を抑える効果がありますが、これにより眠りにくくなることがあります
日中にコーヒーを飲む事で、夜にもその影響が出ます
今は睡眠に問題が無くても、いずれ睡眠障害が発生する可能性があります
カフェインの効果は摂取後数時間にわたって続くため、日中のコーヒー摂取が夜間の睡眠の質を悪化させ、結果として翌日さらに疲労を感じる悪循環に陥ることがあります
睡眠に問題が起きれば、精神疾患になるのは時間の問題です
また、精神疾患を抱える人の多くは、すでに睡眠に問題を抱えていることが少なくありません
精神疾患を抱える人にとって、十分な睡眠は回復と安定に不可欠であるため、そもそもコーヒーを飲むべきではありません
気分の浮き沈みを助長する可能性
カフェインの摂取は、短期的には覚醒感をもたらすものの、その効果が切れると急激なエネルギー低下や気分の落ち込みを引き起こすことがあります
特に双極性障害(躁うつ病)を抱える人にとっては、この気分の急激な変動が症状を悪化させるリスクが高まります
コーヒーのカフェインに依存することで、精神的な安定を損なう結果となり、休憩中にリラックスするどころか、気分が不安定になる可能性があるのです
依存性とカフェイン離脱症状
カフェインには依存性があり、毎日コーヒーを飲んでいると徐々にその効果に対して耐性ができ、さらに多くのカフェインを摂取しなければならなくなります
また、カフェイン摂取を中止すると、頭痛や疲労感、イライラ感などの離脱症状が現れることがあります
精神疾患を抱える人にとって、こうしたカフェイン依存と離脱症状は、日常生活や治療の妨げとなり得ます
休憩時間にリフレッシュするつもりが、結果としてコーヒーの摂取が新たな問題を引き起こす可能性が高まります
まだまだある:身体に悪いコーヒータイム
朝の覚醒目的
多くの人が、朝起きてまだ頭がぼんやりしているときに、コーヒーのカフェインで脳を覚醒させようとします
たしかに、カフェインには眠気を覚醒させる効果があります
特に、睡眠が不十分だった朝にコーヒーを飲むと、気分を引き締めて活動に入る助けとなることがあります
しかしここで問題が起きます
朝にコーヒーを飲む習慣を続けると、コーヒーが無いと眠気を覚ます事ができなくなります
ほぼ確実に、毎朝、コーヒーに依存します
そして、朝だけではなく昼にも夜にも「もう一杯」と求めたくなることが多くなります
これによって、毎日、朝昼晩にコーヒーを飲む事に依存していきます
最初は朝の目覚めを助けるために飲んでいたコーヒーが、次第に習慣化し、一日中カフェインを摂取し続けることにつながります
これが結果的に、夜の睡眠にも悪影響を与え、翌朝もまた睡眠不足になり、さらにコーヒーに頼るという悪循環に陥ります
朝の覚醒目的でコーヒーを飲むのは避けましょう
仕事中の集中力の維持目的
仕事中、特に長時間のデスクワークや集中力が必要なタスクをこなす際に、コーヒーで頭をすっきりさせたいと思うことはありませんか?
長時間の仕事や集中力が必要なタスクに取り組む際、コーヒーの摂取は集中力を高めたり、思考のスピードを上げたりする助けになります
しかし、ここにも落とし穴があります
仕事というのは短時間で終わるものばかりではなく、長時間の作業であったり、数日間に渡ってタスクをこなす必要があります
仕事でコーヒーを飲むようにすると、仕事が終わるまでコーヒーに頼るようになります
その結果、仕事ではコーヒーが常に必要になります
仕事中にコーヒーを頻繁に飲む習慣がつくと、
コーヒーが無いと仕事ができないという身体になり、依存状態に陥り、カフェイン中毒を引き起こします
カフェインに頼りすぎると、逆に疲労感が増します
集中力の低下や不安感の増加につながり、以前のコーヒーを飲まない日々よりも仕事がしづらくなります
仕事が終わった後に飲む
休憩時にコーヒーを飲むのが間違ってるので、仕事が終わった後に飲むのも間違っています
コーヒーのカフェインは、摂取後に体内で長時間効果が続きます
仕事を終えた後、夕方や夜にコーヒーを飲むと、カフェインが睡眠を妨げることが多く、寝付きにくくなったり、眠りの質が低下することがあります
カフェインの影響で夜に十分な睡眠が取れないと、翌日に疲労感が残り、またコーヒーに頼るという悪循環を招きがちです
運動前や運動中にコーヒーを飲む
一部のアスリートやフィットネス愛好者は、運動をする前にコーヒーを飲む事について、特に気にしません
また、運動の合間の休憩時にコーヒーを飲む事についても、特に気にしません
コーヒーには利尿作用もあり、運動中に脱水症状を引き起こすリスクがあります
夏場であれば、マラソンの前にコーヒーをいつも通り2~3杯飲んだだけなのに、脱水症状になるという事があります
一部のアスリートやフィットネス愛好者は、カフェインの覚醒効果を狙って運動前にコーヒーを飲むことがあります
確かにカフェインは短期的な集中力やパフォーマンスを高める効果がありますが、過剰にカフェインを摂取すると、心拍数が上がりすぎて心臓に負担をかけることがあるため、適度な量を守ることが大切です
カフェイン摂取量の目安
カフェイン摂取については、精神疾患ならもちろんメリットがありません
精神疾患でなくても、あまりメリットはなさそうです
その上で、これ以上摂取し続けると、病を発症しかねないという目安、生命に関わるという目安もあります
1日のカフェインの摂取量の目安は、一般的に成人の場合、以下のように推奨されています
健康な成人: 1日あたり400mgまでが推奨される上限とされています
これはおおよそコーヒー約4杯分に相当します
ただし、人それぞれの体調や感受性、妊娠中・授乳中の女性、高血圧や不安障害のある人などにより適切な摂取量は異なることがあります
以下は状況別の目安です
妊娠中の女性: 1日あたり200mg以下が推奨されることが多いです
授乳中の女性: 1日あたり300mg程度が安全とされることがありますが、赤ちゃんの反応を観察することが重要です
子供や青少年: 体重に応じて適切な量を考慮し、一般には体重1kgあたり2.5mg以下が推奨されています
個々の体調や健康状態に応じて調整が必要ですので、心配な場合は医師や専門家に相談することが望ましいです
紅茶
カフェイン含有量: 一杯(約240ml)の紅茶には、約40mgから70mgのカフェインが含まれています
1日の目安: 紅茶を1日3〜4杯(合計120mg〜280mg)飲むことは、一般的に健康な成人にとって安全とされています
ハーブティー
・カフェイン含有量
ほとんどのハーブティーはカフェインフリーですが、特定のハーブ(例:マテ茶、グリーンマテ茶など)はカフェインを含むことがあります
また、様々なハーブをブレンドしたハーブティーの場合、カフェインを含む事が多いです
パッケージにカフェイン含有量の記載が無いか、確認するようにしましょう
・1日の目安
カフェインが含まれていないハーブティーは、特に制限はなく、好きなだけ飲むことができます
ただし、摂取するハーブによっては過剰摂取が健康に影響を与える場合もあるため、注意が必要です
カフェインフリーのハーブティー |
カモミール、ペパーミント、 |
カフェインを含むハーブ | マテ茶、グリーンマテ茶、 コーヒー豆の皮(カスカラ) |
緑茶
緑茶にもカフェインは含まれています
カフェイン含有量: 一杯(約240ml)の緑茶には、約20mgから45mgのカフェインが含まれています種類や淹れ方によって異なります
1日の目安: 緑茶を1日3〜5杯程度(合計60mg〜225mg)飲むことは、一般的に安全とされています
カフェインを含む飲み物
ウーロン茶: 1杯あたり約30-50mgのカフェイン
黒茶(プーアル茶など): 約30-70mgのカフェインを含むことがあります
マテ茶: 約30-50mgのカフェインを含む、南米特有の飲み物
ルイボスティー: カフェインフリーですが、カフェインを含むハーブティーもあります
エナジードリンク: ブランドによって異なりますが、1缶あたり約80-160mgのカフェインを含むものが多いです
ココア: カカオから作られるため、カフェインを含む
1杯あたり約5-20mg
ソフトドリンク(コーラなど): 1缶(355ml)で約30-60mgのカフェインを含む
抹茶: 抹茶は濃厚な緑茶で、カフェイン含有量は高く、1杯あたり約70mg程度
カフェインが少ない飲み物:デカフェ
デカフェ≒カフェインレスコーヒー
デカフェは、Decaffeinatedを略したDecaf(デカフェ)の事です
デカフェは、カフェインを含むコーヒーやお茶からカフェインを取り除いた物のことを指し、カフェインを避けたい人が安心して飲めるように作られています
特に、カフェインを取り除いたコーヒーを「デカフェ」と言う事が多いです
通常のコーヒーと比較しても、カフェイン量が極めて少なく、完全に取り除くことが可能な方法もあります
「カフェインレス」は、本来はカフェインがゼロである事を意味しますが、メーカーによってはカフェインがゼロではありませんので、各メーカーのパッケージの注意書きをよく読んで購入するようにしましょう
デカフェ(コーヒー)の製造方法
カフェインはもともとコーヒー豆に自然に含まれていますが、以下のような工程で除去されます
1.水抽出法
水でコーヒー豆を洗うことで、カフェインを徐々に取り除きます
この方法は化学薬品を使わないため、最も自然な方法とされています
2.二酸化炭素法
二酸化炭素を加圧することでカフェインだけを除去します
化学溶剤を使わないため、デカフェの品質が高く、風味も保たれる傾向があります
3.化学溶剤法(エチルアセテートなど)
化学薬品を用いてカフェインを溶かして除去する方法
水や二酸化炭素法に比べると安価で、広く使用されてきましたが、薬品残留が懸念されるため近年では少なくなりつつあります
デカフェ(コーヒー)のカフェイン含有量
デカフェは通常、カフェイン含有量が元の1~3%程度に抑えられています
完全にカフェインがゼロではありませんが、通常のコーヒーに比べるとかなり少ないです
たとえば、通常のコーヒーが一杯約95mgのカフェインを含むのに対し、デカフェでは1~5mg程度です
デカフェ(コーヒー)のメリット
デカフェのコーヒーは、カフェイン摂取を避けたい人や、健康に配慮する人に以下のような利点を提供します
1.睡眠への影響を抑える
デカフェなら夜間に飲んでも眠りに影響が出にくいため、夜にもリラックスして楽しめます
2.カフェインに敏感な人に最適
カフェイン摂取に敏感な人でも、デカフェなら体への刺激が少なく済みます
3.健康リスクを軽減
カフェインの取りすぎは心拍数の増加、血圧上昇、不安感の増加などのリスクがありますが、デカフェであればこれらのリスクを軽減できます
デカフェ(コーヒー)の味と風味
多くのデカフェは、通常のコーヒーとほぼ同様の風味を楽しめます
製造過程で若干の風味が落ちることもありますが、高品質なデカフェでは、豆の品種や焙煎にこだわっており、味の違いは非常にわずかです
デカフェは、リラックスしたい時や、カフェインの摂取を控えたいときにも満足感を得られるコーヒーとして、多くの人に親しまれています
カフェインレスのお茶
デカフェのコーヒー、デカフェのお茶は、基本的にカフェインを少量含みます
それに対して、カフェインレスのお茶は、カフェインを全く含まない(カフェインフリー、ゼロ)お茶、非常に少ないお茶のことを指します
カフェインが気になる人でも楽しめるため、リラックスしたいときや夜間にも安心して飲めるのが特徴です
カフェインレスのお茶のメリット
>リラックス効果
カフェインの刺激がないため、リラックスしたいときや就寝前にもぴったりです
>健康的
カフェインの摂取を抑えることで、胃腸への負担や不眠のリスクを軽減できます
>水分補給
カフェインがないので利尿作用も少なく、気軽に水分補給ができます
>子どもや妊娠中の人にも適している
カフェインの影響が気になる人でも、安心して飲める飲み物です
注意点
ハーブティーの種類によっては、薬との相互作用があるものもあるため、服用している薬がある場合は飲む前に確認したほうが良いでしょう
一部のデカフェ製品では、化学溶剤を用いる工程もあるため、天然のカフェインレス製品を選ぶことが望ましいです
カフェインレスのお茶は、体にやさしくリラックス効果も得られるため、日常の水分補給や食事のお供にも最適です
コーヒーにリラックス効果はあるか
コーヒーがリラックス効果をもたらすことも一部ではあり得ます
コーヒーそのものではなく、飲む行為や香りが一部の人にとって落ち着きを与える場合があります
例えば、コーヒーの香りが好きだったり、飲むというルーチンが日常生活の一部として安心感をもたらすということです
また、鼻炎で鼻が詰まっている人がコーヒーの香りを嗅いだり、コーヒーを飲んだ時に、鼻の通りが良くなったり、喘息の人の気道を拡張するという事はあります
しかし、これも個人差があり、カフェインが敏感に影響する人にとっては逆効果となる可能性が高いです
コーヒーで身体を冷やす事ができるか
コーヒーは一時的に身体を冷やす効果が期待できる場合がありますが、これは特定の条件によります
コーヒーの成分そのものが持続的に体温を下げるわけではなく、また利尿作用もあるため、脱水を引き起こして逆に体温調整が難しくなる場合もあります
コーヒーは一時的な体温調整にはある程度役立ちますが、長期的な「身体を冷やす手段」としては他の方法(例:水分補給、冷却グッズの使用、エアコンなど)を併用するのが効果的です
コーヒーが身体を冷やす効果
カフェインの血管収縮効果
カフェインには血管を収縮させる働きがあるため、血流を変化させ、体温が下がる感覚を得られることがあります
ただし、これは一時的で持続性はあまり期待できません
冷たいコーヒーの摂取
アイスコーヒーなど冷たい飲み物は、直後には体温を少し下げることができますが、体が内部の温度を保とうとするため、すぐに体温を上げようとする反応が起こる場合もあります
コーヒーを冷たいタオルにしみこませる
コーヒー(または冷たいカフェイン飲料)を冷たいタオルに浸して、肌に当てることで、肌表面に冷感を与えると同時に、カフェインの微小な血管収縮効果で冷たさを感じやすくなることがあります
これにより水だけの場合よりも冷やされた感覚が持続しやすいかもしれません
コーヒーの「飲む」以外の活用方法
コーヒーは飲むだけでなく、多様な使い方があります
美容、生活の工夫、リフレッシュ効果を得られるユニークな方法が存在します
1.美容・スキンケア
◆コーヒーシャンプー・石鹸
コーヒーの成分を配合したシャンプーや石鹸は人気があります
コーヒーには抗酸化作用が豊富なカフェインやクロロゲン酸が含まれており、美容効果が期待されています
コーヒーシャンプーや石鹸は、髪と肌を健やかに保つ自然派アイテムとして人気で、リフレッシュ効果やアンチエイジング効果も期待できます
◇コーヒーシャンプー
>発毛促進・抜け毛予防
カフェインは毛根に直接働きかけて血行を促進する作用があるとされ、これにより髪の成長をサポートします
研究では、頭皮の血行促進や髪の成長サイクルの活性化が示されており、抜け毛や薄毛対策としても効果が期待されています
>頭皮のデトックス効果
コーヒーのカフェインには抗酸化作用があるため、頭皮の老廃物を取り除き、清潔に保つことができます
また、脂っぽくなりがちな頭皮の油分を調整し、余分な皮脂を取り除くことで、健康的な頭皮環境を作り出します
>ツヤとボリュームアップ
カフェイン入りのシャンプーは髪をコーティングして、ふんわりとしたボリューム感を出す効果があると言われています
また、コーヒーに含まれるビタミン類が髪に栄養を与え、ツヤのある美しい仕上がりをサポートしてくれるのも特徴です
◇コーヒー石鹸
>スクラブ効果
コーヒーの粉が石鹸に含まれている場合、天然のスクラブとしての働きがあり、角質ケアや皮膚の柔らかさを保つのに役立ちます
コーヒーの粒子が肌をマイルドに磨き、古い角質を取り除きながら、血行を促進してくれるので、スベスベした肌に整えられます
>抗酸化作用によるエイジングケア
コーヒーに含まれる抗酸化物質が活性酸素から肌を守り、クロロゲン酸がシミやシワの予防に役立ちます
>作り方と効果
コーヒーの粉を使ってスクラブを作り、顔や体の角質ケアに使用します
一般的には、コーヒーの粉にオリーブオイルやココナッツオイルを加えて使用します
使用の注意点
>敏感肌の方はパッチテストを
コーヒー成分やスクラブ効果が強く出る場合があるため、敏感肌の方は少量で試してから使用するとよいでしょう
>過剰使用を避ける
毎日の使用ではなく、週に数回の頻度で使うと、頭皮や肌への負担が少なく、適度に効果が得られるとされています
>色素沈着のリスク
コーヒーは濃い色をしているため、長時間肌に残ると色素沈着の原因になる可能性があります
特に、コーヒースクラブやコーヒー石鹸を使用した後に十分に洗い流さないと、肌に色が残ることがあります
>刺激による反応
敏感肌の人がコーヒーのスクラブを使用した場合、肌が刺激を受けて赤みや炎症を引き起こすことがあります
これが炎症後の色素沈着につながる可能性もあるため、敏感肌の方は注意が必要です
>日焼けとの関連
コーヒーに含まれるカフェインは血行を促進する効果がありますが、これは肌の新陳代謝を活発にすることも意味します
しかし、肌が敏感になっている状態で日焼けをすると、シミができやすくなる可能性があります
その他の効果
>消臭効果
コーヒーには臭いを中和する効果があり、体臭のケアにも役立ちます
特に足やワキに使用することで、臭いを抑える働きが期待されます
>セルライト対策
カフェインは血行促進や代謝を上げる作用があり、セルライトケアに利用されます
コーヒースクラブやカフェイン配合のボディクリームを気になる箇所に使用することが推奨されています
◆腸内洗浄「コーヒーエネマ」
コーヒーを使った腸内洗浄は、「コーヒーエネマ」として知られています
これは、コーヒーを腸に注入することで、体内の毒素を排出したり、腸の健康を改善したりする方法です
コーヒーエネマの目的
>解毒作用
コーヒーに含まれるカフェインや抗酸化物質が肝臓の働きを促進し、体内の毒素を排出するのを助けるとされています
>腸内環境の改善
コーヒーエネマは腸の動きを刺激し、便通を改善する効果があると言われています
>エネルギーの増加
一部の人々は、コーヒーエネマを行うことでエネルギーが増し、精神的な明瞭さが向上すると報告しています
方法
コーヒーエネマを行う際の基本的な手順は以下の通りです
1.準備 | オーガニックのコーヒーを使用し、水と混ぜて煮出します 冷ましてから使用します |
2.器具の準備 | エネマキットやシリンジを用意し、清潔に保ちます |
3.注入 | 腹部をリラックスさせた状態で、用意したコーヒー液を腸に注入します 数分間保持することが推奨されます |
4.排出 | 指定された時間が経過した後、トイレに行って腸内の内容物を排出します |
注意点
>医療相談
コーヒーエネマはすべての人に適しているわけではなく、特に妊娠中や特定の健康問題を抱えている人は事前に医師に相談することが重要です
コーヒーエネマは、一部の人々にとっては腸内環境を整える方法として利用されていますが、科学的根拠はまだ不十分であり、注意が必要です
興味がある場合は、専門家の意見を聞いてから行うことをおすすめします
また、専門的な知識なく行うと危険が伴いますので、一般家庭ではコーヒーエネマを作成したり、行わないようにしましょう
>脱水症状
コーヒーの利尿作用によって、脱水症状を引き起こす可能性があるため、水分補給をしっかりと行うことが必要です
>副作用
腸の過敏症や不快感、腹痛を引き起こすことがあるため、自分の体調に注意を払う必要があります
2.消臭剤・脱臭剤
コーヒーはその特有の香りと成分を活かして、さまざまな日常の場面で役立てられています
飲むだけではなく、家庭や生活の中で楽しむ方法がたくさんあるので、リユースしながら有効活用できます
冷蔵庫や靴箱の脱臭剤
使用済みのコーヒーの粉は消臭効果があるため、冷蔵庫、シューズボックスなどの脱臭剤として再利用できます
乾燥させたコーヒーの粉を小皿に入れるだけで、臭いを吸収してくれます
手のにおい取り
料理中に手に残ったニンニクや魚の臭いを取り除くため、コーヒーの粉を少量手にとってこすり洗いすると、嫌なにおいが軽減されます
3.ガーデニング
肥料として使用
コーヒーの粉は窒素を多く含むため、植物の肥料としても使用されます
乾燥させたコーヒーの粉を植物の根元に撒くことで、土壌の栄養を補充できます
ただし、コーヒーの粉は酸性です
多くまくと土壌のpH値を酸性に傾けますので、土壌のpH値を考慮して使うのが理想です
害虫よけ
コーヒーの香りが虫を寄せ付けないため、ガーデニングで虫除けに使われることもあります
プランターや地面に少量のコーヒーの粉をまくと、アリやナメクジなどを遠ざける効果が期待できます
4.掃除
フロアの掃除
乾燥させたコーヒーの粉は、床やキッチンの掃除にも使えます
コーヒーの粉を少量まいてから掃き掃除をすることで、ほこりや小さなゴミが集めやすくなります
粉が水分を吸収してくれるため、油汚れがある場所でも使えます
焦げ付き落とし
調理器具にこびりついた焦げを取るために、コーヒーの粉を研磨剤として使用できます
少量のコーヒーの粉と水を混ぜてこすると、焦げ付きが軽減されます
5.インテリア・装飾
手作りキャンドル
コーヒーの粉を加えたキャンドルは、香りを楽しむことができる上、見た目もおしゃれなインテリアとして楽しめます
火を灯すとほんのりとコーヒーの香りが漂い、リラックス効果が得られます
染料としての利用
布や紙を染めるための自然染料として、コーヒーが使用されることもあります
布や紙をコーヒー液に浸すことで、古びた風合いや落ち着いた色味を出すことができます
6.リラックス&リフレッシュ
アロマ効果
コーヒー豆の香りはリラックス効果や気分転換に役立つとされ、コーヒー豆を小皿に入れて室内に置くだけでアロマの代わりになります
芳香剤代わりにもなるので、リラックス空間を作りたい時に便利です
休憩にはリラクゼーション効果のある飲み物を選ぶ
休憩時間の目的は、心身をリフレッシュし、ストレスを解消することです
しかし、コーヒーはその目的に反している飲み物です
神経を過剰に刺激し、精神的な安定を損なうリスクがあります
特に精神疾患を抱える人にとっては、コーヒーではなく、カフェインの含まれないハーブティーや水分補給に適したノンカフェイン飲料など、リラクゼーション効果のある飲み物を選ぶことが重要です
カモミールティーやミントティーなど、カフェインを含まないハーブティーは、リラックス効果があり、気分を落ち着けるのに適しています
また、カフェインによる依存や離脱症状のリスクがないため、心身の健康にプラスの影響をもたらします