モラハラエピソード3:謝り方の特徴

投稿者: | 2020/09/01

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モラハラ加害者ではどうにも対処できない事態になったときや、
モラハラ被害者のほうが優位である、勝ちだと判断したとき、
モラハラ加害者は、謝ります。

モラハラ加害者の謝り方には特徴がありますので、
具体例を出してみます。
ご主人がモラハラタイプの加害者、奥様がモラハラされる被害者という例で書いていきます。

土下座をする

自分が悪かったことを表す謝り方として、
「土下座」をする傾向にあります。
ただ、決して自分が悪かったと思っているのではなく、
「今は自分の負けだ」という気持ちの表れとして土下座をしていますので、
謝っているのではありません。

例え、改善するといった言葉があったとしても、
一か月もすれば元に戻ります。
土下座というパフォーマンスに惑わされないようにしましょう。

泣く

謝る言葉と共に、涙を流して泣きます。泣き落としです。
普段は強気なモラハラ加害者が涙ながらに謝る姿に心を打たれるかもしれませんが、
それは、
パートナーに対して申し訳ないという気持ちで泣いているのではなく、
負かされた悔しさ、傲慢なプライド、
世の中が思い通りにならない怒りからの涙です。
泣くというパフォーマンスにも惑わされないようにしましょう。

巧みな謝罪のセリフ

モラハラ加害者は言葉がとても巧みです。
それは、謝罪においても同様で、
とても感動的な、心打たれる言葉で、
「心の底から謝ってくれている」と思わせます。
例としては、次のような言葉です。
・もう二度としない
・次に同じことをしたら別れていい
・あなた(君)のためを思ってやった
・私にはあなた(君)が必要だ

こういった言葉に惑わされてしまうのは、
心の中で「相手に変わってほしい」「改心してほしい」と期待していることにあります。
つまり、相手を変えようとしています。
これは、心理学的には非常に難しいです。
本人が自ら変わろうという意思がないかぎり、変わることは難しいです。
そこで、相手を変えようとするのではなく、自分が変わることで、
生活を改善していく心理療法を実践してみると良さそうです。

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