Webデザイナーの業務の範囲【絵を描く仕事ではありません】

投稿者: | 2020/08/02

地球テクスチャ

フリーのプログラマーよりも華々しいイメージからデザイナーを目指すかたが増えていますが、
業務の範囲について理解していることはあまりないようです。
また、皆さんが目指しているのは「Webデザイナーである」ということに気付いていないかもしれません。
そして、Webデザイナーは絵を描くだけでなく、UI/UXの設計とコーディングまでできることが理想的です。
今回はそんなWebザイナーの業務範囲について書きます。
キーワードは、
打合せ、ラフ画、UI/UXデザイン、フォトショ、イラレ、画像、ワイヤー図、モック、コーディング
です。
このキーワードを元に、Webデザイナーの業務範囲について書いてみます。

「何のデザイナーか」の分類

「デザイナー」と一口に言っても、
ファッションデザイナーなのか、建築デザイナーなのか、
動画クリエイターの意味で使っていることもあり、
何を作るデザイナーか、何の知識を有するデザイナーを目指すかで、
必要なスキル、業務の範囲は異なります。

デザイナーと言うと、
雑誌などのページを作る「紙のデザイナー」のイメージが強いかと思いますが、
Webサイトのページを作る「Webのデザイナー」は、大きく違います。

現代において、このページを見ている皆さんは、ほとんどのかたが、
デザインの知識とWebの知識を有するWebデザイナーを目指しているかたかと思いますので、
Webサイトが作られる流れについて、大まかにでも把握して下さい。

皆さんへ仕事を依頼する側、会社側の認識、やり方もそれぞれ違いますので、
Webデザイナーの業務範囲については、迷うかと思います。

Webデザイナーの業務の範囲

Webデザイナーは、Webサイト開発に携わります。
Webデザイナーの作業として、
Webサイトのページのイメージ図、見本をイラレやフォトショで作成するだろうという予想はできると思いますが、
Webデザイナーとして最も理想的なのは、
UI/UXの設計と、コーディングまでできるWebデザイナーです。

・UI/UXデザイン
ユーザーが使いやすいように設計する技術、楽しさや心地よさを与える設計技術です。
UI/UXについては、
UI/UXデザイナーという職種が存在するほどで、
海外ではメジャーですが、
これもITが遅れているせいか、日本ではまだ浸透していません。

・コーディング
絵を元に、HTML、CSS、JSでコーディングし、モックを作成する作業です。
Webサイトには、ボタンをクリックしたときや、画像のスライドショー、
文字のフェードなどの動きがあり、
これらの設計を行います。
多くの企業ではこの工程を、サーバサイドエンジニアが兼務しています。

このとき、コーディングを他者へ依頼しているので設計書があるのかと言うと、
必要ですが、ありません。
デザイナーの設計内容を設計書に起こすにはかなりの手間が発生しますし、
動きについて口頭や設計書などの文字で伝えるのは非常に難しいです。
デザイナーがコーディングまで行えばスムーズですが、
実際は、デザイナーとエンジニアが口頭でやりとりしています。
フロント側の作業が発生すると、
エンジニアは中身の作成に集中できないということがありますので、
モック作成はデザイナーのかたができるようになっていただきたいところです。

まとめ

Webデザイナーは、絵を描くと言っても、UI/UXの知識を含めた絵を描く必要があります。
今はまだエンジニアに丸投げされていますが、本来はモック作成までがデザインです。
デザイナーがモックを作成することで、
エンジニアが中身の開発をする時間が増え、業務を円滑にし、
レベルの高いWebサイト開発が可能になります。
平たく言うと、Webデザイナーは、半分はプログラマーになる必要があるということです。

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