『フードコンパス』とは、食べ物の栄養価がわかる指標のことです
アメリカのタフツ大学の研究チームが作りました
この指標は「フードコンパス・栄養プロファイリング・システム」と呼ばれ、8000以上の食べ物や飲み物が、100点満点で評価されています
評価するときには、ビタミンやミネラル、タンパク質、加工されているかどうかなど、54個の項目を見て、点数をつけます
それらを全部合わせて、その食べ物の点数が決まります
研究チームは、普段よく食べる8032種類の食べ物を対象にして、それぞれの健康に良い点と悪い点を考えて、100点満点で点数をつけました
その結果、8032種類の食べ物の平均点数は43.2点でした
一番点数が低かったのは、お菓子や甘いデザートで、平均点数は16.4点でした
逆に、果物や野菜などの青果物は高くて、果物は平均73.9点、野菜は平均69.1点、豆類・ナッツ類・種子類は平均78.6点でした
研究主任のダリウシュ・モザファリアンさんは、「世間では『ジュースは避けて、野菜を食べよう』と言われていますが、スーパーやレストランで具体的にどんな食べ物を選んだらいいかわからない人が多いです
今回作ったフードコンパスは、今まであった健康スコアよりも優れていて、人々が何を食べるか、何を飲むかについて迷わなくなると思います」と言っています
フードコンパスは、健康的な食生活に役立つ新しい指標です
これからもっと多くの人が使うようになるかもしれません