メンタル面に不調をきたすクライアント(ご相談者)のかたの多くは、『ネガティブ』であるという特徴があります
ポジティブなかたは、クライアントのようには悩まない傾向にありますが、
「ポジティブがよい」「ネガティブが悪い」ということはありません
ポジティブであるか、ネガティブであるか、というのは、流派の違いです
流派が違うのであって、得意なこと、不得意なことが違うだけです
スポーツで例えていうなら、
短距離ランナーと長距離ランナーでは、得意なことと不得意なことに違いがあるようなものです
当方で目指すのは、
ネガティブを活かすこと、
ネガティブを暴走させないよう体調を管理すること、
謝った認識をしないことです
ポジティブを目指すということは、
クライアントの特徴を否定することになります
ネガティブタイプの得意なこと
ネガティブタイプの得意なこととして、次のような特徴があります
・物事を細かく見ること
物事を細かくみることが得意です
・一つを突き詰めること
集中力が高いため、一つの分野に特化することが得意です
・計画性を高められる
詳細な部分についてまで見通す力がありますので、
ずれの少ない計画を立てることができます
・まじめで知能が高い
まじめですので、嘘をついたり、ごまかすということしません
基本的に知能が高いため、一つの言葉から多くの可能性を想像することができます
・感性が豊か
感性が豊かであるため、相手に共感する力が高いです
また、音楽やデザインなど、芸術面への才能があります
ネガティブタイプの苦手なこと
・マイナス思考に陥りがち
一つのことを突き詰める能力が高い反面、
とてもまじめですので、
失敗したことについて少しでも責められたりした場合、とても責められたように感じますし、「気にしない」ということが苦手です
改善したくなり、失敗したこと、責められたりしたことについて、反すう思考へ陥りがちです
・失敗する可能性を大きくしがち
次は失敗しないように緊張しやすいため、返って失敗する可能性を高めてしまいます
まとめ
ネガティブタイプは、知能を高められる素質がある分、正しい知識をもって賢く管理する必要があります
根性で改善しようとしたり、ご自身の想像で改善しようとしても、なかなか改善には至りません
繊細な部分がありますので、
ご自身の思考、クセを管理する必要があります
また、人のネガティブさは、人が今日まで生きてくるのに必要な能力です
ネガティブな側面があったため、危険を回避し、安全を確保することができたため、長く生きることができました
ネガティブタイプの得意なことというのは、社会で求められていることと言えますので、
ぜひ、正しい知識をもって賢く管理していただければと思います