今回は『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き――「選ばれた才能」を120%活かす方法』という書籍についてです
↓ 1万人の脳をみた、左利きの脳内科医のかたが書いた書籍です ↓
右利きにとって便利な世界
左利きは10人に一人の割合です
世の中は、あらゆる物が右利き用に作られています
右利きのかたが普通に使えるように、右利きのかたにとって便利な世界になっていますので、
左利きにとっては普通に使うことができない世界であり、
左利きにとっては不便な世界です
右利きのために作られている世界で左利きが生きるには、常に一工夫が必要です
左利きには常に一工夫が必要であると同時に、
左利きにとっては常にストレスがありますので、統計的にではありますが、
左利きは、右利きよりも寿命が短いという傾向にあります
寿命が短くなってしまうほどストレスが多いため、カウンセリングやコーチングが必要とも言えます
「~効き」がある理由
なぜ利き腕、利き足があるかというと、
一言でいえば、行動を素早くするためです
もし「利き腕」がない場合、いざという時に、
右手で防ぐか、左手で防ぐか考える処理が必要となり、この処理をはさむと行動が遅くなります
「利き腕」がある場合、右利きなら、いざという時に、
右手で防ぐか、左手で防ぐか考える処理は不要で、即座に「右手で防ぐ」という行動になります
左利きは周りに理解されない
世の中の物が右利きにとって便利に作られているだけならまだよいのですが、
左利きにとって、少し困ることがあります
それは、
「理解されない」
という点です
周りのかたは多くが右利きなので、右利きのかたの考え方で判断されることで、
左利きの発言は通じにくいです
利き腕があるのと同様に、効き脳もあります
右脳的思考、左脳的思考もあり、それぞれ考え方が異なります
左半身は右脳が制御し、右半身は左脳が制御しています
左利きだと、右脳的思考で物事を考えがちです
左利きが普通に発言しても、
右利きのかたが左脳的思考で受け取ると伝わりにくい場合があります
左利きの存在確率は10人に1人の割合ですので、
左利き1人の発言は、右利きのかた9人に伝わりにくいということになってしまいます
さらに言ってしまえば、
左利きは、右利きのかたの9倍も説明がうまくないと伝わらないということになるかもしれません
まとめ
世の中の多くのかたが右利きであり、世の中は右利きのかたにとって有利なように作られています
そんな中で左利きであることは、デメリットだけ見るとなかなかつらいものがありますが、
左利きについて深く知ることで、左利きとしての能力を大きく伸ばすことができますし、
右利きのかたの能力もある程度、習得することができます
また、周りの多くが右利きであること、皆さんが左利きであることがどういうことなのか、その価値もわかるのではないでしょうか
本書の内容は、左利きであることによって今まで生きづらさを感じていたなら、生きやすくなります
本書は、左利きのかたにとって、生きる上での道しるべとなるかもしれません
1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き――「選ばれた才能」を120%活かす方法