インターネットでカウンセリングについて探すと、無料で受けられるオンラインカウンセリングのサービスがたくさんあります。
どれも同じ様に見えるサービス内容ですが、無料カウンセリングのサービスにはいくつか種類があり、国が提供しているものや、勤めている会社が有料で提携しているものもあります。
無料カウンセリングを利用していただくのは、誰かに相談しづらいご自身の悩みを誰かに相談する第一歩として非常によいことなのですが、そこには大きなデメリットがあります。
デメリット：利用回数の制限
無料カウンセリングのサービスは、利用回数に制限がある場合があります。
1日に一度しか利用してはいけない、お一人につきご利用は3回まで、という制限があったりします。
利用回数に制限を設けている理由としては、無料サービスをできるだけ多くの方に利用していただくためです。
無料サービスであることから、一人のかたが何時間も利用したり、一人のかたが何度も利用したりしてしまわないようにしています。
利用回数に制限があると、カウンセリングとしてはあまりよくありません。
カウンセリングというものは、数回受けただけではお悩みが解決しないことがほとんどです。
＞参考：その「うつ」はどれぐらいで治ると思いますか【努力した分治しづらい】
皆さんはとても真面目ですので、苦しみに耐え、長期に渡ってストレスをためてきてしまったことにより身体に不調が生じていますので、カウンセリングを通してご自身をいたわる必要があります。
ほんの数回カウンセリングで気持ちを落ち着ければどうにかなるとお考えでしたら、それはご自身をいたわっていません。
ご自身のお気持ちを大事にしていただければと思います。
デメリット：やりとりする時間の制限
利用回数の制限とともに、利用時間についても制限がある場合があります。カウンセラーとやり取りする時間の制限です。
カウンセリングでは、クライアントさんがなぜ困っているか、どのように困っているかの状況をカウンセラーへ説明していただく必要があります。
また、カウンセラーからは、無料カウンセリングのサービスについて、諸注意などの説明があります。カウンセリング内容や要望を会社に報告する場合は、カウンセリングの最後にカウンセラーから報告内容の確認の説明もあります。これらの説明だけで、20〜30分ぐらいかかります。
カウンセリングというよりは、初診、初回の受付けのような内容に時間を取られますので、本題についてカウンセリングをする時間は、かなり減ってしまいます。
これでは、安心した気持ちでカウンセリングできません。
デメリット：受付時間の制限
無料カウンセリングを受け付けている、受付時間が決まっています。無料カウンセリングサービスの中には、24時間受け付けているサービスもあります。
多くの無料カウンセリングサービスは、皆さんが仕事をしている時間帯に受け付けていますので、業務の手を止めて、職場からカウンセリングを受けなくてはなりません。これでは、仕事のことが気になってしまいますので、ストレスが多い環境でカウンセリングを受けることになります。休日や、気持ちが落ち着いている時にカウンセリングを受けていただいた方が、カウンセリングの効果は高いです。
受付時間が限られていては、夜などものすごくつらくなった時、急に必要になった時にカウンセリングをしてもらうということはできません。
デメリット：担当カウンセラーの制限
無料カウンセリングのサービスでは、基本的に担当するカウンセラーを指名できません。
無料カウンセリングサービスによっては、カウンセラーはコールセンターの様に待機している場合がありますので、カウンセラーがランダムで毎回変わります。
有料カウンセリングの場合、担当のカウンセラーが勝手に別のカウンセラーに変わることはありません。
クライアントさんを一人のカウンセラーが長く担当することで、クライアントさんのこと、状況を深く理解し、適切なカウンセリングをすることができます。
また、有料カウンセリングであれば、カウンセラーはクライアントさんに関するカルテを作成します。
無料カウンセリングでは、カルテまで作成するかはわかりません。
無料カウンセリングがその場限りのカウンセリングである場合は、カルテを作成しても、次回に引き継げないからです。
もしクライアントさんのカルテを他のカウンセラーに引き継いだとしても、一人のカウンセラーが担当するのに比べたら、クライアントさんのことに関する理解度は浅いかもしれません。
わからないことが出てきた場合
当方の無料カウンセリングでは、気になることについても、いつでもご質問いただけます。
