今に完全に満足しているのであれば読まなくて大丈夫です【恐れるべきは現状維持 チーズはどこへ消えた?】

投稿者: | 9月 3, 2020

チーズ

現状維持は衰退だということをお話ししました。
今回は、
「恐れるべきは現状維持である」ということをわかりやすく心理学者が書いた「チーズはどこへ消えた?」という本の紹介です。

本書の内容はをおおまかにざっくり言うと、
アリとキリギリスの話の、ネズミと小人バージョンのような感じです。

次の二つのことだけ、覚えておきます

・チーズ
人生で求めるもの、こうなりたいと思うことの象徴
例:仕事、家族、お金、健康、

・迷路
日常での困難の象徴
例:会社、地域社会、家庭

登場キャラクターと性格が決まっています。

・ネズミのスニッフ、スカリー
スニッフ:変化をかぎつけるのが得意
スカリー:すぐ行動を起こす

・小人のヘム、ホー
ヘム:変化を怖がり認めない
ホー:変化の波に乗ろうとする

あらすじ

ねずみの2匹と小人の2人はいつも迷路でチーズを探していました。
ねずみのスニッフとスカリーは本能的に、
小人のヘムとホーは頭を使ってチーズを探します。
みんな、何度失敗しても諦めません。

ある日、チーズステーションCにたくさんのチーズがあるのを発見しました。
チーズをどれだけ食べても、
次の日にはチーズが全て補充される夢のような場所です。
みんなは毎日、チーズステーションCへ行き、チーズを食べるという生活になりました。

小人の2人はこの生活に満足し、チーズステーションCへ通うことを習慣化します。
スニッフとスカリーは、
本当にチーズがなくなっていないか毎日調べ、
さらに別のチーズ探しも続けました。

そしてある日、チーズが突如なくなります。
慢心していた小人2人は、
チーズが徐々に腐っていき、少しずつ減っていたことに気づきませんでした。
ねずみ2匹は、毎日チーズの状態を確認し、
微妙な変化に気づいていたため、
チーズがなくなったことに全く驚きませんでした。
そしてまた、別のチーズ探しに向かいました。

ヘムとホーは、なぜチーズがなくなったのかについて議論したり、
待っていればまたチーズが現れるだろうと、
居座ることを決めました。
しかし、何日待ってもチーズは現れません。
ホーは、行動しなければチーズが手に入らないとわかり、
新たなチーズを探しに行くことを決めました。

ホーは、ヘムも一緒にチーズを探しにいくことを提案しましたが、
ヘムはかたくなで現状維持を選び、説得はできませんでした。
ホーは1人でチーズを探しに行きました。

チーズ探しに向かったホーは、
次第に危険が待っているかもしれない恐怖を感じ、立ち止まります。
そこで「もし恐怖がなかったら」と考え始め、
恐怖がなければ進める、と客観的に自分をみつめることができ、
前進することを決意します。

そうして自分を客観的にみつめることができ、目の前のことに集中できました。
なくなったチーズのことでなく、
新しくみつかるチーズのことを考え始めた。

ホーは、
進まずにこの先のことを考えるときが一番恐怖を感じること、
恐怖を乗り越えるには、行動さえ起こせばいいことを知ります。

そしてホーはついに、新たなチーズステーションを見つけました。

ネズミは恐怖を感じられないので、
先にホーのみつけたチーズステーションにたどり着いていました。


チーズはどこへ消えた?

まとめ

世の中で、いわゆる成功者は、スニッフ、スカリーかと思います。
ほとんどのかたは、ホーのタイプですね。

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