あなたが、『いじめ』や『虐待』のようなトラウマになることを経験すると、
他人を信用しにくくなり、信用できなくなります
あなたはご自身が「人間不信になった」と思います
次に、人間不信である事がつらいと感じるようになります
そして、人間不信にならないために「つらい過去を思い出したくない」「つらい過去を忘れたい」と感じ、
『つらい過去を忘れる方法』を探し始めます
どうしたら、つらい過去を忘れられるのか
結論としては、
小さい出来事であれば自然に忘れられます
つらい過去は忘れることができません
風化はしていきます
大きな出来事は、あまり忘れられません
大きな出来事ですから
人の脳は、本人に都合よく忘れる事はできないので、できる事としては、つらい記憶によってあなたが気持ちを落とされないように、
メンタルを鍛え、過去に経験したつらい出来事をできるだけ小さい存在へ近づけることができれば、
忘れることができます
▶️ 人間不信とはどういう状態か
でも、忘れる事ができないとしても、まだまだできる事はあるようです
大きなショックを忘れることはできない
人の脳は、勝手に覚え、勝手に忘れます
脳が覚えやすいように、記憶するように行動、訓練することはできます
勉強での「暗記」は、脳が覚えやすいように記憶する記憶術です
あなたは、勉強で簡単に100点を取れていたわけではないはずです
人の脳は、覚えたい事を、一度見ただけで何でも覚えられるようにはできてません
覚えやすいように工夫しなければ、覚えにくいです
人の脳には、嬉しい体験よりも、つらい体験ほど強く、早く記憶に定着しやすいという性質があります
人の脳は、自由に覚える事ができないのと同様、自由に忘れる事もできません
脳は、生存本能から、大きなショックを受けるような出来事に関しては、
同じ失敗を繰り返さないよう記憶するようになっているからです
例えば、催眠術であれば可能かもしれませんが、
ショックな出来事を故意に忘れる方法という方法は、まだみつかっていません
また、「忘れる」というのも、「一旦、忘れた」というだけであって、いつかまた思い出される可能性はゼロではないので、ずっと忘れていられる保証はありません
忘れていることに気付いていない
あなたは、「つらい経験を忘れたい」と思っていることと思いますが、
忘れた事を、どうやって認識できるでしょうか
忘れているのだから、忘れた事は認識できません
あなたは今まで、何を忘れましたか?
認識できない事を考えるのは、意味があるのでしょうか
「忘れる方法」を考えるのは、あまり意味がなさそうです
人は誰でも、1日の中で、起きている間ずっと、毎秒、同じ事を考えるのはできません
過去にどのようなつらい体験をしたとしても、そのつらい体験が想起されては、別の事を考え、またつらい体験が想起され、また別の事を考えます
ずっと同じ事を考えられないので、1日の中で、忘れている時間が必ずあります
忘れている間は、忘れているので、忘れたことを認識するのは難しいです
人は、毎秒つらい経験について考えているわけではないです
むしろ、
1日の中では、つらい経験以外のことを考えている時間のほうが長いかと思います
あなたは「忘れる方法」を探し続けているかと思いますが、一旦は忘れることができています
心を落ち着ける方法を習得すること【再び思い出す恐怖】
もしつらい経験を一旦は忘れることができたとしても、
再び思い出さない保証はありません
いつまた思い出してしまうのか
そのちょっとした恐怖が、毎日、少しずつ、みなさんのメンタルをむしばむかもしれません
次にフラッシュバックのように思い出されたら・・・
こんな日々が一生続くかと思うと、その内おかしくなってしまうのではないか・・・
という恐怖があります
なので、
いつ思い出してもメンタルが揺さぶられないよう、
気にならないようにメンタルを訓練すること、
揺さぶられて不安定になったメンタルを落ち着ける方法を身に着けることが、
理想的な状態ではないでしょうか
メンタルは鍛えることができます
そして、メンタルは鍛えるべきものです
「人のメンタルは落ち着けることができる」ということを認識し、
「自分のメンタルを落ち着ける方法を習得している」ことを認識するだけで、
自信がもてますので、メンタルが強くなります
「苦しい思いをたくさん経験したけど、メンタルは全く鍛えられていない」と
思うかもしれませんが、
残念ながら、つらいことを経験するだけでは鍛えることにはなっていません
つらい事を経験してメンタルを強くするというのは、雑な根性論の考え方です
雑な根性論は、簡単に言えば、頭の悪い方法です
頭の悪い方法だと、多くの人には向かない方法です
知能レベルが低い方法、成功する可能性が低い方法です
少なくとも、あなたには合っていない方法です
時には根性論も必要ですが、雑な根性論だとうまく鍛えられない可能性が高まります
心理カウンセラーは、成功する可能性の高い方法を使います
多くの人に合った方法、人それぞれに合った方法を選んで使います
心理カウンセラーは、雑な根性論ではなく、心理学を活用して、効率的にメンタルを鍛えます
雑な根性論は、小学校などの問題集を解くことで例えると、
わからない問題に数多く出くわしたからと言って、
解けない経験が増えていくだけで、別のわからない問題が解けるようになるわけではない、ということに似ています
公式を一つ知っていれば、多くの問題が解けたりします
メンタルを強くする方法は、問題集で言う「公式」のようなものではないでしょうか
公式を多く知っているほど、解ける問題が増えます
公式をたくさん知っているほど、メンタルが強くなります
▶️ メンタルを鍛える方法【エクスプレッシブライティングの書き方】
▶️ メンタルを改善する方法【とある機能のついた明るい電球にするだけ】